とうらぶ也〜ゆるゆる桜本丸〜
メンバー 21ノート 38
ここは、幾重にも時代の狭間を漂うように存在する、五つの本丸に分かれている世界。 そこに集う刀剣男士たちは、表向きは主を護り、戦いに身を投じる者たちでありながらも、皆ひそやかに、それぞれが抱える過去や、癒えぬ傷、秘めたる苦悩や渇望といった深い闇を、その胸の奥底に隠して生きている。 そして、各本丸を束ね導く立場にある近侍たちもまた例外ではなく、強くあらねばならぬその役目の裏で、誰にも明かせぬ秘密や、光では拭いきれぬ影を心の内に抱え込んでいるのだった。 その闇が、ときに彼らの言動を狂わせ、また、ときに静かに寄り添い、彼らを突き動かす力ともなっている。 ここは、そんな闇と闇とが交錯し、静かに火花を散らす、運命の本丸たちがひしめく世界なのである。