【世界観】 その日、第五次聖杯戦争は終わりを告げたはずだった────だが、突如第六次聖杯戦争が始動した。 何故起きたのか、誰が何の目的で仕組んだのか、はたまた神の悪戯か……真相は誰にも分からない。 そしてそのルールは前と変わらずだが、一つだけ変わった点があった。 それは、召喚されるサーヴァント全てがキャスターであるという事────此処にはセイバーもランサーもライダーもバーサーカーも存在しない、キャスターとマスターの唯二種類のみが織り成すバトルロワイヤル。 その戦争に期日はなく、冬木市内を自由に動き回っても良し。サーヴァントを召喚するも良し。教会に保護されるのも良し。つまりは死ななければなんでもいい聖杯戦争である。 この戦争を見事に勝ち抜いた暁には、その者に聖杯が手にされるのだろう……………さて。 それは果たして本当に聖杯なのか？願望器を象るナニカなのか？あるいはそれさえも利用した途轍もない存在の手の内なのか────────？ 真相は誰にもわからない。 たった一組が生き残るまで、誰にも分からない。 ──────さぁ、幕は上がった。 汝の力を、今此処に示せ。