消えないものに名前をつけるなら
メンバー 2ノート 5
冬の夜、駅へ急ぐ人々の中で、私ははスマホを握りしめていた。「今から会える?」君からの通知。今行く、そう返事する暇もなく君の家に向かう。彼には自分以外に大切な人がいると分かっていた。それでも会いたかった。待ち合わせ場所に現れた彼からは、いつもの香水の香りがした。抱き締められるたび、その匂いが心に染み込み、離れられなくなる。苦しいのに甘く、まるで毒入りの林檎のような恋だった。夜明けが近づくころ、彼が本当に想っている相手は別にいるのだと改めて思う。それでも、彼と過ごした時間の香りだけは消えず、ラストノートのように胸の奥に残り続けていた。つけてすぐに香る甘い香りなんて、私は知らなくていいんだ。 #K也 #J也 #なりきり #韓ドル #日ドル