魂を得た者共よ - 炉留必須全也
生者はやがて死者となり,死者はやがて天に還る。そうして魂は召され,次の生者へと辿り着く。これぞ輪廻。これぞ世の理─────■■■■・■■■■■ _ _ _ _ _ 凡そ2000年の春。とある文献が見つけられた。 「翼を得た者は輪廻を壊す。世は壊れ,魂の行先が消えた。神と崇められた翼族は,この世の理を壊さんとしている。」 古い書物に記されたそれは,確かにこの世に翼を持つ生物の存在を示唆していた。現代を生きる人々は「翼族」という言葉に馴染みも無く,その文献は直ぐに世から忘れ去られる事となった。加えて翼族の存在さえも,人々は直ぐに忘れ去った。 現代,2✕✕✕年。 世界的に名を馳せた■■■■が,とある発表をした。それは全世界を揺るがす事実となる。 『私は遠い昔の記憶を持っています。幼年期や,赤子,胎児よりもずっと前。大昔,私たちが“古代”と呼ぶ時代の記憶です。この世界には,そういった人々が居るはず。私以外にも,この世界には存在するはずです。私は確信しています。この世界には“翼を持つ者”が存在する事を!』 大スクープを果たしたこの言葉は,瞬く間に世界に広がった。世界は揺れた。翼を持つ者,所謂“翼族”を追求する為に多くの人々が動いた。書店に並ぶ“翼族”の書物。テレビで流れる“翼族”の特集。 そして見つかった,古代の記憶を呼び起こす装置。 「彼らは今,我々をほくそ笑んで居るのでしょうか。」 テレビのコメンテーターが,冗談交じりに笑う。 :炉留必須全也。秘匿有り。ストーリー性微有り。 「信仰か,崇拝か,魅了か。」の世界観をリサイクルして作り上げている物です。再建ではありません。あくまでリニューアルなため、前作とは全く異なるOCになります。 申請欄はご自由にお書き下さい。